残された子犬

こんばんわ。
今日のお客様。
13歳のトイプードルのお別れをしました。
お連れになられたのは飼い主様ではなくて、お知り合いの方。
飼い主さんは、入院中なのだそうです。
いつも私は、お亡くなりになられた子のお話を少しお聞きします。お話をすることは、ペットロスの軽減にとても効果的ですから。
今日も、ご病気だったのですか?と、お聞きしました。
すると、
「違うんです。飼い主の方、色々事情がおありですが、この子達を放置されていたのです。その最中にご本人が倒れられて、保健士さんが救急車を呼んで入院されたのです。そのときは、保健士さんがたまに様子をみて餌を与えていたようですが、長くは続けられないそうで、保健所に引き取ってもらって殺処分になるとのことだったので、私が4日間ほど毎日様子を見ていたのです。土曜日は2匹とも鳴いていてごはんも食べていましたが、日曜日様子を見に行ったら、この子が亡くなっていたのです。もう1匹の子犬の方は、ストレスなのか、吼えも鳴きもしなくて。私のところは老猫がいて、元気な子犬を引き取るわけにはいかないのです。動物愛護協会に問い合わせたら、今満杯ですぐには対処できないと言われました。なくなった子も残された子も不憫でかわいそうで…。」
私たちのところにくる動物達はほとんどがご家族様の愛情をいっぱい受けて幸せに暮らしてきた子達です。
でも稀に、こんな悲しい話を聞くことがあります。それでもこの子はこの方にご供養いただいたので、幸せです。
残された子は濃いグレーのトイプードルで、1歳くらいだそうです。血統書もあるそうです。
年の瀬を迎える寒い日が続く中、誰もいない家で過ごしているのでしょう。
幸せなあたたかい家庭で新しい暮らしが、この子にあるのでしょうか。心配です。
愛と感謝を込めて…
安希

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