今日もご葬儀をお受けしました。
19年と、長生きさんのシーズーちゃんでした。
最期は病気だったけど、本当にあまり苦しまなく…。このところご飯はあまり食べてくれなくなってしまいましたから。
ワンちゃんで19年は100歳を超えてるくらいのご長寿です。
最近は動物の世界でも医療技術が発達していますので、長生きできる子が増えてきたとはいえ、やはり、各ご家庭でのお手入れが丁寧だからだと思います。
動物は人間と違って痛みや苦しみに鈍感にできているそうです。なので、いわゆる手の施しようがないほど悪化してからしか、病気を見つけてあげることは難しいのです。
「もっと早くに気が付いてあげていたら…。」飼い主さんなら誰しもそのように心を痛められます。
もし、早くに見つけてあげられたとして、手術で痛い思いをしなければならなくて、それを繰り返さなければならなくて、食事制限を強いられて…。という時間を長く過ごさなければならないかもしれません。
もちろんその子にとって、1日でも1時間でも愛するご家族と過ごせることはこの上ない幸せなことです。
だけど、気がついてあげられなかったとしても、それは、その子たちにとって不幸せなことではないと思います。愛してもらえることが幸せなことなのです。
このご家族様、「もう、飼いません。」と言い切っておられました。
別れはとてもとても辛いのです。そのように感じられるのは不思議なことではありません。
ですが、動物のいる暮らしの潤いはかけがえのないものです。
ペットロスは、この潤いをかみしめることで軽減していきます。
もう少し時間を置かれて、その子の潤いに寄り添って、また、新しい子をお迎えになられる日が来られたらいいなと思います。
愛と感謝を込めて…
安希